• 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県西宮市の西宮市立中央病院は22日までに、入院中に誤嚥性肺炎で亡くなった男性=当時(93)=の遺族に対し、解決金1500万円を支払うことで和解する方針を明らかにした。30日開会する市議会定例会に議案を提出する。

 病院によると、男性は2016年7月に腸閉塞で入院。医師は軽度と判断し、高齢だったため体内に管を挿入する減圧治療はせず、投薬で対応した。男性は2日後に嘔吐して酸素飽和度が低下し、翌日に誤嚥性肺炎で死亡した。

 遺族は18年夏、腸管内の減圧をしていれば死亡は防げたとして、約3千万円の損害賠償を求めて神戸地裁尼崎支部に提訴していた。

 病院は「当院に過失はないという主張は変わらないが、結果的に患者が入院後3日で亡くなったという事実は重く、早期解決を図る観点から裁判所の和解案を受け入れる」とした。(山岸洋介)

阪神
もっと見る
 

天気(9月10日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 50%

  • 32℃
  • ---℃
  • 70%

  • 35℃
  • ---℃
  • 60%

  • 36℃
  • ---℃
  • 60%

お知らせ