陽光に包まれた並木道は、彩りとぬくもりに満ちあふれていた。

　兵庫県立播磨中央公園（加東市下滝野）にある「ファンタジーロード」。高さ数十メートルのラクウショウ約５０本が、３００メートルほどの散策路に植わる。

　天上を覆う葉は日を追うごとに、黄色からオレンジ、そしてカップに注いだ紅茶のような不思議な色へと変化する。光を浴びると、黄金色に輝くところも。並木道はその名の通り、幻想的な世界へ誘ってくれる。

　初めて訪れたという女性（３８）＝加西市＝は「きらきらした光景が続いていて、とてもぜいたくな気持ちになりました」と話す。

　落ち葉のじゅうたんも見どころの一つで、１２月上旬まで景色の変化を楽しめるという。午前９時～午後５時。火曜休園。無料。同公園管理事務所ＴＥＬ０７９５・４８・５２８９

（鈴木雅之）