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 兵庫県は29日、県立はりま姫路総合医療センター(姫路市)の10歳未満の患者の抜歯手術で医療事故があったと発表した。上顎の骨に埋まった2本の歯のうち、本来は抜く必要のない永久歯を誤って抜いた。執刀医の確認不足が原因という。

 県によると、患者は通常より歯の本数が多い「過剰歯」があり、7月に同センターを受診。上顎の右側に埋まった過剰歯が鼻に向かって生え始めていて、手術が必要だった。

 8月29日、執刀に当たった歯科口腔外科医は口内を切開した際、過剰歯に並ぶ永久歯を最初に見つけ、誤って抜いたという。翌30日のCT検査でミスが発覚した。

 今回の抜歯手術は難易度が高く、医師2人で対応した。だが、もう一人の医師は外来対応が長引き、遅れて手術室に入ったという。その間に執刀医が抜歯する歯を決め、医師2人による確認を怠った。県病院局は「ダブルチェックをしていれば、事故を防げた可能性がある。同様の事案が起きない体制構築を徹底する」と話している。

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