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 ひょうご震災記念21世紀研究機構(神戸市中央区)は14日、「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」をテーマにしたシンポジウム(神戸新聞社後援)を、同区脇浜海岸通1の兵庫県こころのケアセンターで開く。研究員による研究報告や精神科医の基調講演などがあり、参加者を募っている。

 複雑性PTSDは事件や事故、災害などに遭い、命の危険を感じるような体験から引き起こされる精神的な障害「PTSD」が、長期的に反復する点が特徴。2018年に新たな診断名として導入され、トラウマの記憶が突然よみがえるフラッシュバック、緊張や不眠、パニック、過剰な警戒感などの症状が出る。

 インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷やいじめ、ハラスメントなど言葉の暴力でも引き起こされる可能性があるとされ、秋篠宮ご夫妻の長女小室眞子さんが診断されて関心を集めた。

 当日は、同センターの須賀楓介(ようすけ)主任研究員が、複雑性PTSDに対する認知行動療法の効果について研究報告。また、原田メンタルクリニック(東京)の原田誠一院長が「複雑性PTSDの理解と支援-日常臨床における我流・実践の紹介」と題して基調講演する。その後、2人も参加するパネル討論がある。

 午後1時半~5時。参加無料。定員は会場50人、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」配信で200人。申し込みは同センターのホームページから。問い合わせはTEL078・200・3010

(金 旻革)

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