神戸市灘区の人工スキー場「六甲山スノーパーク」が３日、今シーズンの営業を始めた。恒例の「仮装滑走」ではコスプレ姿のスキーヤー、スノーボーダーが初滑りを楽しみ、ゲレンデにシュプールを描いた。

　同日時点で整備されたゲレンデは全長約２６０メートル、幅約２０メートルで、積雪は約６０センチ。午前９時に滑走式が開かれると、アニメ「スパイファミリー」に登場する少女アーニャや、「千と千尋の神隠し」のキャラクター・カオナシなどにふんした人たちが次々と坂を滑り降りた。

　同市灘区から訪れた男性（３５）の家族は、トラやペンギン、飼育員など「王子動物園をイメージした」というコスプレで登場。カンガルーになりきった長男（４）と一緒にゲレンデを満喫し「シーズン中にまた来て滑りたい」と笑みを見せた。

　営業は来年３月５日まで。無休。六甲山スノーパークＴＥＬ０７８・８９１・０３６６

（勝浦美香）