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ウオーターフロントの将来イメージ図(神戸市提供)
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ウオーターフロントの将来イメージ図(神戸市提供)
新港突堤西地区(海側)のイメージ図(神戸市提供)
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新港突堤西地区(海側)のイメージ図(神戸市提供)
新港突堤西地区(陸側)のイメージ図(神戸市提供)
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新港突堤西地区(陸側)のイメージ図(神戸市提供)
中突堤周辺地区のイメージ図(神戸市提供)
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中突堤周辺地区のイメージ図(神戸市提供)

 神戸市は再開発が進む都心・ウオーターフロントの新たなビジョンをまとめた。神戸空港の国際化などの動きを受け、訪日客も意識した魅力あふれる海辺の街を目指すと明記。エリアごとに「リゾート感」や「開放感」などのコンセプトを定め、今後はこれらに沿ったまちづくりを進めていくという。

 市は2011年、ウオーターフロントの将来構想を描いた指針「港都神戸 グランドデザイン」を発表。策定から約10年がたち、一部エリアでは新たな施設が完成したほか、神戸空港の国際化も決まったことから、10年後をイメージして再開発の方向性をエリアごとに打ち出した。

 劇場型水族館「アトア」が入る複合施設「神戸ポートミュージアム」が昨秋オープンした新港突堤西地区は、リゾート気分を満喫できる空間を目指す。第1突堤の宿泊施設「神戸みなと温泉 蓮」のほかにも上質なホテルを誘致。24年度に完成予定の第2突堤の多目的アリーナなどを活用し、夜にもイベントを開催するなど、非日常を楽しめるエリアにする。

 水域にはプレジャーボートなどが停泊するマリーナを開設。周辺には緑地空間を設け、人々が海を身近に感じながらのんびりくつろげる場所にする。

 神戸ポートタワーがある中突堤周辺地区は、さらに開放感を味わえる空間にする。改修工事中のタワーは、24年春に再開予定で屋上に新たな展望エリアができる。海辺で飲食を楽しめるよう売店やカフェを充実させるほか、神戸ハーバーランドとの回遊性も向上させる。

 新港突堤と中突堤の間に位置する京橋地区は都心にも近いため、ウオーターフロントのエントランスにする予定だ。電動キックボードなどモビリティー(乗り物)の拠点や次世代型路面電車(LRT)の駅を設けることなどを想定。水域の一部を埋め立ててエリアを広げることも検討する。

 市港湾局の担当者は「神戸に泊まりたいと思ってもらえるよう、夜まで楽しめる仕掛けが必要。国内外からの観光客を魅了する街に成長させたい」としている。(三島大一郎)

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