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阪神西宮駅併設の商業施設に突っ込んだバス=12月13日午後4時47分、西宮市田中町1
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阪神西宮駅併設の商業施設に突っ込んだバス=12月13日午後4時47分、西宮市田中町1
コンビニ店に正面から突っ込んだ乗用車=11月26日、神戸市西区福吉台1
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コンビニ店に正面から突っ込んだ乗用車=11月26日、神戸市西区福吉台1

 買い物客らが行き交う駅ビルの商業施設に路線バスが突っ込み、夕方の駅前が騒然とした。兵庫県西宮市にある阪神西宮駅併設の商業施設「エビスタ西宮」前で13日、2人が負傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕された阪神バス(尼崎市)の男性運転手(59)は「運転操作を誤った」と容疑を認めているといい、兵庫県警が同社などを捜索した。店や施設に車が突入する事故は今年、県内各地でも相次ぎ、アクセルとブレーキを踏み間違えるドライバーが後を絶たない。

 神戸市では11月5日、乗用車が西区にある洋菓子店「シャトレーゼ神戸森友店」入り口付近のガラスを破って店内に進入。店長が車に押されたレジ台と壁に挟まれ、軽傷を負った。

 同26日にも同区の「ローソン神戸福吉台店」の店舗にワゴン車が突っ込み、買い物客2人が車体と陳列棚に挟まれるなどしてけがをした。

 姫路市では2月、大型商業施設「イオンモール姫路大津」1階の音楽教室に乗用車が突っ込み、教室にいた女児らが負傷。3月には三木市本町2の県道沿いにある飲食店に大型トレーラーが突っ込んで店舗が半壊した。

 3月、丹波篠山市の美容室に乗用車で突っ込んだ女性=当時(68)=は、篠山署の調べに「後進するつもりが前進したので、ブレーキを踏もうとしてアクセルを踏み込んでしまった」と話したという。

 県警交通企画課によると、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故は今年1~10月に114件発生。前年同期比で21件少なく、年間200件を超えていた2016年までに比べると近年減少傾向にはあるが、依然として高齢者の事故が目立つという。

 誤操作のパターンはほかにもあり、8月に南あわじ市で乗用車を運転し、「ファミリーマート西淡湊店」の正面のガラス窓を突き破った男性=当時(88)=は、前向き駐車から発進する際に「シフトレバーを入れ間違え、バックするつもりが前に進んだ」と説明した。

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