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兵庫件でアスベスト労災認定を受けた非建設業の事業所=神戸新聞NEXT
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 厚生労働省は14日、2021年度にアスベスト(石綿)による健康被害で労災認定された人や、石綿救済法に基づく特別遺族給付金の支給決定を受けた人が働いていた事業所を公表した。全国966事業所(前年度910)のうち、兵庫県内は62事業所(同57)で5増となり、都道府県別では5番目の多さだった。

 石綿による健康被害が労災認定されると、遺族補償給付や休業補償給付などが支払われる。また、建設現場での被害者のうち、国などに損害賠償を求める訴訟を起こしていない人を対象とした給付金制度も今年1月に開始。ただ、建材メーカーとは個別の審理が必要とされ、各地で訴訟が続いている。

 事業所の公表は、尼崎市の石綿工場の従業員や周辺住民への石綿被害が05年に相次いで発覚したクボタショックを機に始まった。同年7月の第1回以来20回目で、累計で延べ1万7千事業所になった。

 今回公表されたうち、715事業所は新規公表だった。事業所数を都道府県別でみると、最多は東京の157。北海道89、大阪76、神奈川68と続き、兵庫は5番目。兵庫の62事業所は建設業のほか、造船、鉄鋼、港湾関係の業種が含まれる。

 21年度の石綿による中皮腫、肺がんなど4疾病の労災請求件数は1278件(兵庫95件)、支給決定は1011件(同65件)。特別遺族給付金の請求は545件(兵庫43件)、支給決定は31件(同4件)だった。

 厚労省は公表情報や労災補償制度に関する問い合わせに応じるため、15、16日に特別電話相談窓口を設置する。両日とも午前10時~午後5時。TEL03・3595・3402(谷川直生)

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