避難所のストレス緩和へ「市民目線の災害対応を」 宮城・名取で被災の男性、兵庫県新任職員に講演

2022/12/14 19:30神戸新聞NEXT

避難所のストレス緩和へ「市民目線の災害対応を」　宮城・名取で被災の男性、兵庫県新任職員に講演

兵庫県の新任職員に向けて講演する長沼俊幸さん＝神戸市中央区脇浜海岸通１

　兵庫県の新任職員向け研修が１３、１４日に神戸市内であり、東日本大震災の津波で被災した宮城県名取市の町内会長、長沼俊幸さん（６０）が講演した。兵庫のボランティアと絆を強めてきた１１年余りを振り返り、避難所や災害公営住宅の課題を指摘。「役所は課をまたいだ横の連携が少ない。少しの不便が積み重なると、被災者には大きなストレスになる」と話し、市民目線の災害対応を呼びかけた。

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