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 隊舎で大麻を複数回使用したとして陸上自衛隊伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)は16日、第36普通科連隊(同市)に所属する男性隊員3人を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。

 同駐屯地によると、処分されたのは21歳と23歳の陸士長、22歳の1等陸士。

 21歳の陸士長は2021年1月ごろから、23歳の陸士長は同8月ごろから、1等陸士は同10月ごろから、それぞれ22年2月ごろまで生活隊舎の屋上などで大麻を複数回使用したという。

 同駐屯地広報班によると、隊内で抜き打ちの尿検査を実施したところ、今年2月19日に外部の検査機関から3人の陽性反応が報告された。3人は同駐屯地の同僚で、最初に21歳の陸士長が大麻を使用し、23歳の陸士長と22歳の1等陸士に勧めたという。21歳の陸士長は「プライベートな理由で自暴自棄になり大麻を使った」と話しているという。

 同班は入手経路について「捜査中のため回答を控える」と説明。3人は不起訴処分となったが、不起訴処分の日付や理由について「自衛隊として回答を差し控える」とした。

 第36普通科連隊長の三島健司1等陸佐は「自衛官および社会人として絶対にあってはならない行為であり、誠に遺憾。今後このような事案がないよう、今まで以上に隊員への指導を徹底し、再発防止に努める」などとコメントした。

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