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兵庫県内への飛来は珍しい絶滅危惧種のナベヅル。黒っぽい体が目を引いていた=13日、豊岡市内
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兵庫県内への飛来は珍しい絶滅危惧種のナベヅル。黒っぽい体が目を引いていた=13日、豊岡市内
悠然と空を舞う絶滅危惧種のナベヅル=13日、豊岡市内
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悠然と空を舞う絶滅危惧種のナベヅル=13日、豊岡市内
豊岡に飛来したナベヅル。田畑を歩きえさを探していた=13日、豊岡市内
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豊岡に飛来したナベヅル。田畑を歩きえさを探していた=13日、豊岡市内

 環境省レッドリストで絶滅危惧2類に指定されている冬の渡り鳥ナベヅルが、兵庫県豊岡市内の穀倉地帯に飛来した。県内での確認はまれで、同市では9年ぶりという。

 全長100センチほどのツルの仲間で、名前の由来でもある鍋底に付いたすすのような黒っぽい羽色の体や頭上の赤斑が特徴。中国北東部やロシアで繁殖し、越冬のために南へ渡る。鹿児島県出水市の平野が国内最大の越冬地として知られる。

 豊岡市では13日、1羽が降り立っているのが確認できた。周辺には国の特別天然記念物コウノトリなども訪れていたが、ナベヅルはほかの鳥たちと少し距離を置いて羽を休め、えさをつついていた。

 鳥類を専門とする兵庫県立コウノトリの郷公園の大迫義人エコ研究部長によると、県内で姿を見られるのは珍しく、豊岡市では2013年12月以来の観察といい「越冬地に向かう途中に立ち寄ったのではないか」と話した。

(秋山亮太)

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