• 印刷
青山学院大の目片将大
拡大
青山学院大の目片将大
スタートする青山学院大1区の目片将大(中央奥)=東京・大手町
拡大
スタートする青山学院大1区の目片将大(中央奥)=東京・大手町

 第99回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が始まった2日、2連覇を狙う青山学院大の1区目片(めかた)将大(神戸市立鷹取中-須磨学園高出)が、トップと20秒差の区間7位と及第点の走りを見せた。今季急成長し、念願の初出場を果たした4年生は、「ずっと目標にしていた舞台。練習したことは出し切れた。最低限の役割は果たせた」と語った。

 レースは、オープン参加の関東学生連合が突き放す中、20校の大集団がスローペースになる展開で、目片も自重。出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝)、全日本を制して「3冠」を狙う駒沢大を意識して力をためた。

 18キロ過ぎ、アップダウンのある六郷橋で明治大がスパート。駒沢大が続いた。目片は「想定内だったが、足(の力)が残っていなかった」。3番手集団にも一時離されかけたが「苦しくなってからが自分の持ち味」。最後の約2キロも諦めずに食い下がり、2位駒沢大とは11秒差で2区走者につないだ。

 須磨学園高2年の時に全国高校駅伝出場の実績を誇る目片だが、同校OBが活躍してきた青学大に入ると、壁にぶつかった。分厚い選手層の中で2年生まではメンバー争いに絡めず。3年生で「大学三大駅伝」の一つ、出雲駅伝に出場したが、その後は調子を落として箱根駅伝には縁がなかった。

 4年になって春先にトラックで結果を残し「駅伝に向けてはずみになった」。10月の出雲駅伝で1区3位、11月の全日本大学駅伝で1区2位と好走した。精神面で一皮むけ「大事なレースで結果を残せるようになった」と手応えをつかんだ。

 2区で区間2位の近藤幸太郎ら、青学史上最強とも称される世代。「強い同期がいたからこそ、感化されて力を伸ばせた。最終学年で三大駅伝をしっかり走れたのは誇り」と胸を張った。

スポーツ神戸
もっと見る
 

天気(10月10日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 10%

  • 26℃
  • ---℃
  • 10%

  • 27℃
  • ---℃
  • 10%

  • 28℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ