2023年は卯年。テレビ番組や交流サイト(SNS)でふわふわのウサギを見て、ペットとして迎えたいと考える人がいるかもしれない。新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要もありウサギのペット人気は高まっているが、一方で飼い主の都合で捨てられるなどした「保護ウサギ」も存在する。兵庫県宝塚市でウサギの保護や飼育の啓発に取り組む一般社団法人「ウィル&ルイ」は「飼うならウサギのことを理解し、適切な方法を知ってからにしてほしい」と呼びかける。
■公園の段ボール、ケージごと放棄
住宅街の一角にある同法人の拠点には、保護ウサギのケージが所狭しと並んでいた。兵庫県や大阪府など関西圏で見つかった27匹がいる。同法人代表理事の熊谷彩さん(41)は「やむを得ない事情で引き取ったり、通報を受けて保護したり。ここに来た経緯はさまざまです」と話す。
真夏の公園で段ボールに入れて捨てられていたり、ぼろぼろのケージごと住宅街に放棄されていたり。飼い主が亡くなり、アパートの一室で管理人に発見されたウサギもいる。
「犬や猫と違って鳴き声を出さず、おとなしくて飼いやすいと思われがち。値段も大半が数万円と購入しやすく、店舗で見かけて衝動的に飼い始めてしまう人が一定数いるのでは」
■「飼いやすい生き物ではない」
熊谷さんによると、草食動物であるウサギには、パンや甘い果物、物によっては野菜も与えるべきではない。「抱っこ」が苦手な個体も多く、無理に抱き上げれば暴れて骨折することもある。
「犬猫のように懐くわけでも、しつけられるわけでもない。ウサギは決して飼いやすい生き物ではない」と念を押す。
保護ウサギの里親を探す際は、飼育する部屋の温度管理ができるか▽病院にすぐに連れて行けるか▽医療費や空調費を支払えるか-などの条件で厳しく審査するという。
適切に飼えば10年以上生きるとも言われるが、最近は高齢の飼い主から「飼いきれない」と相談されることも増えており「飼う前に10年先の自分の生活も想像して、本当に一緒に暮らせるかをよく考えてほしい」と訴える。
■犬と猫に次ぐ人気
ウサギの飼育や保護に関する統計データは少なく、実態は明らかではない。内閣府が10年に実施した世論調査では、哺乳類の中では犬と猫に次いで3番目に多く飼育されているが、その数は犬の15分の1に満たない。一方で、ペット保険会社大手のアニコム損害保険(東京)によると、ウサギの契約頭数は20年までの10年間で約7・5倍に増えており、コロナ禍の巣ごもり需要も相まって人気が高まっているとみられる。
大阪府の動物愛護管理センターによると、同センターが1年間に保護するウサギは17~22年は平均5匹程度だった。だが、前回の卯年(11年)からその翌年にかけては数が5倍以上に伸び、13年は1桁代に戻ったという。
担当者は「これほどの動きがあったのは初めてで、干支の影響を考えざるを得ない。23年も似たようなことが起こるのでは」と懸念する。兵庫県内の動物愛護センターは犬猫以外の動物を受け付けていないため、統計がないという。
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