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震災で全壊した社務所跡でかれんな花を咲かせるロウバイ=4日午後、神戸市中央区山本通1
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震災で全壊した社務所跡でかれんな花を咲かせるロウバイ=4日午後、神戸市中央区山本通1

 神戸市中央区の一宮神社で、ロウバイがほころび始めた。中国原産の落葉樹で、直径約2センチの花を付ける。その名の通り、ろう細工のようなかれんな黄色い花が、梅に似た甘い香りを漂わせている。1月中旬ごろに見頃を迎えそうだという。

 同神社は阪神・淡路大震災で被災。全壊した社務所は2年後の1997年に再建された。ロウバイは2000年ごろ、街の復興を願い元の社務所跡に植えられ、膝より低かった木は2階建ての社務所の屋根に届きそうなまでに育った。

 山森大雄美宮司(85)は、崩れた社務所に生き埋めになった母を救出したこと、半壊した社殿の復旧に10年以上かかったことを振り返り「体験した者は忘れられないものですね」とロウバイを見上げた。

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