阪神・淡路大震災をきっかけに生まれ、各地の災害被災者らが合唱団を結成して歌を届けてきた「レクイエム・プロジェクト」が15周年を迎える。15日には神戸市中央区の神戸文化ホールで記念コンサートを開き、全10曲で構成する「レクイエム」を披露。プロジェクトを主宰する作曲家上田益(すすむ)さん(66)=東京都=は「誰かが記憶をつなぐ必要があり、被災地には歌う理由がある」と力を込める。
上田さんは1999年から、光の祭典「神戸ルミナリエ」の会場音楽を21年間担当してきた。音楽家として阪神・淡路の被災地への関わり方を模索する中で、2008年に同プロジェクトを立ち上げ、被災者を中心とした市民合唱団を神戸で設立。翌年から毎年コンサートを開催してきた。新型コロナウイルス禍による中止や無観客公演などを経て、今回は3年ぶりにオーケストラを加えての完全復活となる。
レクイエムは、死者のためのミサ曲と訳される。クラシックの一つの形式で、一般的にラテン語の共通の歌詞が存在し、多くの作曲家が曲を付けている。同プロジェクトでは10曲のうち4曲に、日本語の詩をラテン語に訳したオリジナルの歌詞を採用している。
基になった日本語の詩は、プロジェクトの最初の2年間で100人を超える団員から少しずつ聞き取った被災体験から、上田さんが創作した。知り合いの孫が家の下敷きになったのを助けられなかった話、自宅の被害が少ないからと給水車に並ぶのをためらった話…。阪神・淡路の発生から10年以上たった当時でも癒えない心の傷を感じたという。全10曲に上田さんが曲を付けた「レクイエム-あの日を、あなたを忘れない」は10年に完成した。
同プロジェクトは広島、長崎の被爆地や東日本大震災の被災地、豪雨災害のあった兵庫県佐用町などにも拡大。現在は全国7地域で合唱団が通年で活動する。
15日のコンサートには各地の団員も駆け付け、共にステージに上がる。レクイエムに加え、それぞれの被災地の詩人らと上田さんが合作した合唱曲など、計23曲を披露する予定だ。
夫婦で神戸の合唱団の運営メンバーを務める青山佳弘さん(59)=神戸市長田区=は「レクイエムは神戸の思いが詰まった曲。全国の仲間も思いを重ねて歌ってくれる」。妻の真理子さん(65)は「災害にとどまらず、身近な人の死を経験した人に届く歌。独りじゃないと伝えたい」と語る。
午後1時45分開演。前売り1800円、当日2300円。チケットは神戸文化ホールプレイガイドTEL078・351・3349。同プロジェクト事務局TEL080・5181・6692
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