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兵庫県警の保田泰三地域部長(左)から委嘱状を受け取った藤本真央さん=県警本部
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兵庫県警の保田泰三地域部長(左)から委嘱状を受け取った藤本真央さん=県警本部

 兵庫県警が1月10日の「110番の日」に神戸市内で行う街頭啓発キャンペーンで、昨年夏の全国高校野球選手権大会に出場した県立社高校(兵庫県加東市)野球部の元マネジャー藤本真央(まひろ)さん(18)=3年=が「一日通信指令官」を務める。甲子園出場を決めた兵庫大会の決勝戦後に泣き崩れる姿がツイッターで拡散され、「号泣マネジャー」として注目を浴びた藤本さん。「正しい110番の使い方を一人でも多くの人に知ってもらえるように、役割を全うしたい」と意気込む。

 昨年7月の兵庫大会決勝で、同校は延長十四回タイブレークの死闘を制して初優勝を決めた。創部74年目での悲願に「感情が爆発しちゃった」という藤本さん。帽子のつばを押さえて号泣する映像が「もらい泣きする」などと反響を呼んだ。

 県警は、その「真っすぐで爽やかなイメージ」に着目し、一日通信指令官に委嘱。10日午後1時半からJR神戸駅前の地下街「デュオこうべ」で行うキャンペーンで、110番の適正利用を呼びかけてもらう。当日は司会を県立東播磨高校(稲美町)の放送部員が務め、「110番映像通報システム」のデモンストレーションも予定している。

 県警通信指令課によると、昨年1~10月に受理した110番は約40万件で、うち2割近い約7万3千件を「いたずら・無応答・誤接(間違い電話など)」が占める。県警本部で保田泰三地域部長から委嘱状を受け取った藤本さんは「110番にかけた経験はないけど、本当に必要な人に使ってもらえるような発信をしたい」と話した。

神戸北播東播社高校
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