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兵庫県が窓口などに備えたコミュニケーション支援ボード。民間にも活用を促す=兵庫県庁
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兵庫県が窓口などに備えたコミュニケーション支援ボード。民間にも活用を促す=兵庫県庁
兵庫県が窓口などに備えたコミュニケーション支援ボード。民間にも活用を促す=兵庫県庁
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兵庫県が窓口などに備えたコミュニケーション支援ボード。民間にも活用を促す=兵庫県庁

 兵庫県は、言葉に不安を抱える外国人や障害者向けに、指さしで意思疎通を図る「コミュニケーション支援ボード」を作った。4言語に対応しており、県庁舎や県民局用だけでなく、交通機関やスーパー、コンビニなど民間事業者向けにも準備。県のホームページ(HP)から画像データをダウンロードでき、活用を呼びかけている。

 誰もが安心して暮らせるユニバーサル社会づくりの一環。記載内容は施設の種類によって異なり、いずれも日本語、英語、中国語、韓国語に対応している。

 例えばスーパー、コンビニ用なら「スマートフォンで払います」「温めてください」といった文章にイラストが添えられ、弁当や酒、野菜など主要な商品の一覧も。交通機関用なら「どこに行きますか?」の質問に続き、改札やエレベーター、バス乗り場などのイラストが並ぶ。

 県はボードの活用を促すため、まずは「みんなの声かけ運動応援協定」を結んでいる県内231の企業や団体に周知する。

 また、県庁舎や県民局用には既存の支援ボードがあるが、実際に利用しているのは福祉部門などに限られていたため、ラミネート加工した上で各部署の窓口に配布。県立のスポーツ・文化施設や大学、病院などを含め、計504カ所に順次備える。新型コロナウイルス禍を踏まえ、周辺案内のボードに「病院」を追加するなど改良も加えている。

 県は「持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも、ユニバーサル社会の実現は大切。官民一体で取り組みを広めたい」としている。

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