兵庫県私立中学高等学校連合会は１０日、２０２３年度私立中学入試の出願状況を発表した。同日午前１０時現在で、３８校計４４１９人の募集定員に対し、出願者数は１万４２７６人（前年同期比１３０人増）。平均倍率は３・２３倍で、前年を０・０４ポイント上回った。

　前年は５年ぶりに出願者が減少したが、再び増加に転じた。同連合会は、今春卒業見込みの県内児童数が約２４０人増えたことに関係しているとみている。

　倍率では、三田学園（後期日程）の２２・９５倍が最も高く、六甲学院（Ｂ日程）＝１４・８８倍▽関西学院（Ｂ日程）＝１２・０３倍▽甲南（３期）＝１０・２０倍▽啓明学院（Ｂ方式）＝９・７０倍－などと続いた。

　１０日午前１０時現在で、１１校が全部または一部の日程で出願を締め切った。試験日の初日は、生野学園と近畿大付属豊岡を除いて１４日となっている。

　新型コロナウイルスの感染などに対応した追試は、３６校が実施予定。