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加古川市役所=加古川市加古川町北在家
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加古川市役所=加古川市加古川町北在家

 兵庫県加古川市は10日、登下校の見守りなどのボランティア活動に対して付与し、飲食や買い物に利用できる「かこがわウェルピーポイント」を、70代の男性警備員が業務で訪れた小学校で不正に取得していたと発表した。2019年3月~22年11月の3年9カ月にわたり約5万5千円分を得ており、うち約3万9千円分を食料品の購入や飲食店での支払いなどに使っていた。利息を含め全額返還したという。

 同ポイントはカードかアプリのQRコードを端末で読み込めば、活動1回につき50ポイントたまる。1ポイント1円で市内の加盟53店で使える。

 市によると、昨年11月10日、学校の玄関に設置した端末でエラー表示が出たため、教員が確認したところ、この警備員が不正にポイントを得ようとしていたことが判明。市の調べに、自身と妻のカード計2枚で不正に取得していたことを認めた。

 市が履歴を確認したところ、ボランティア活動をしていないのに計1105回、ポイントを得ていた。警備員は「制度をよく理解していなかったが、妻の分については悪いことをしているのは分かっていた」と話しているという。

 市は、使用したポイント相当額が全額返還されているとして、被害届は提出しない方針。

 同ポイント制度は、社会活動を活性化させるため、市が16年12月に導入。学校園での登下校の見守りや図書の読み聞かせ、花壇整備のボランティアのほか、健康づくり体操や地域清掃への参加など、幅広く対象活動を設定している。ポイントは、加盟店での買い物や飲食のほか、学校園への寄付にも活用できる。市によると、昨年12月時点で4616人が使っている。

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