１７日で阪神・淡路大震災から２８年となるのに合わせ、神戸市は１０日、市街地から見える六甲山系の堂徳山に「１・１７」の電飾を加えた。１７日夜まで、「ＫＯＢＥ」の文字とともに温かな明かりが街を照らす。

　震災の記憶を次の世代につなごうと、神戸市が２０１９年から毎年実施している。普段は「北前船」のデザインと「ＫＯＢＥ」の文字を入れ替えて点灯しているが、期間中は「ＫＯＢＥ」の下部に「１・１７」を固定する。

　点灯は１１～１５日と１７日が日没から午後１１時まで。１６日は日没から翌１７日の日の出まで夜通しで点灯し、震災発生時刻の午前５時４６分にも見られるようにする。

　また、同市はＪＲ三ノ宮駅前の「ミントビジョン」や三宮センター街、神戸空港などで、昨年の震災追悼行事「１・１７のつどい」の様子を記録した映像を配信。いずれも１７日まで。

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