阪神・淡路大震災をきっかけに、子どもの心のケアに取り組んできた兵庫教育大名誉教授の冨永良喜さん(70)が監修した本「図解でわかる 14歳からのストレスと心のケア」(太田出版)が出版された。「ストレスって何?」の疑問に答え、自分でできる対処法を教える内容。災害時の強い恐怖やショックによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)、大切な人を失う悲しみについても紹介する。
東日本大震災後に発足し、被災地や学校を支援してきた一般社団法人「社会応援ネットワーク」(東京)が企画・執筆した。同法人は、新型コロナウイルス禍にインターネットサイト「こころの健康サポート部」を立ち上げ、冨永さんらと連携して運営している。
本は「現役中学生から寄せられた質問や悩みの声」を基に作成したといい、32個の疑問や不安に答える形にした。
具体的には「学校に行こうとすると、体の調子が悪くなる」「ついカッとなって友だちとけんかになってしまう」「スマホが近くにないと不安。これって病気かな?」などがある。
不安や緊張がもとで頭痛や腹痛が起きることがあり、「心と体は深く関係している」と説明するほか、怒りのコントロールやネット依存のサインなどについて紹介。恋人による「デートDV(ドメスティックバイオレンス)」や児童虐待の相談先も伝える。
心や体がリラックスできるセルフケアとして、十分な睡眠をとる▽友だちとおしゃべりする▽散歩する▽好きな音楽を聴く-など13個を挙げた。さらに、10秒呼吸法や筋肉を緩める方法も、イラストを使って分かりやすく紹介する。
災害発生時のストレスについては、「ストレス反応は多種多様で、時間の経過によっても変化する」と回答。日常生活に支障を来すほどのPTSD、人や物を失うことによる喪失反応、時間とともに増大する生活ストレスなどに触れる。震災後、兵庫県教育委員会が実施していた心の健康に関するアンケートの結果も紹介している。
国内外に阪神・淡路の経験を伝えるとともに、災害やいじめ、コロナ禍での子どものケアに尽力してきた冨永さん。「自分の心と体をよく知り、危機に向き合う力を身に付けてほしい」と言い、今回の本は「ぜひ学校現場で活用してほしい」と話している。
B5判、96ページ。1650円。太田出版TEL03・3359・6262
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