兵庫県西宮市山口町にある物流倉庫の片隅に65基の古い仏壇が眠っている。兵庫や大阪で仏壇店を展開する浜屋(兵庫県姫路市)が1995年の阪神・淡路大震災直後、被災者から無償で預かった。ピーク時は避難所生活などで置き場所に困った約6500基が持ち込まれた。連絡が取れなくなったり、再建した住まいが手狭になったりした被災者もおり、28年がたつ今も保管が続く。
浜屋は震災時、神戸・元町の神戸本店などで高級仏壇が倒れるなどの被害があったが、従業員や建物は無事で、直後から被災地支援に取り組んだ。損壊した寺から仏具を預かり、家族を亡くした人たちに計約4500基の仏壇を無償で提供した。
同社営業本部長の花尾文彦さん(62)は「本社が(揺れが小さかった)姫路にあることも大きかった。直後には支援物資を神戸へ次々と運んだ」と振り返る。
仏壇の一時預かりも被災地支援の一環だった。重さ50キロ以上あるものが多く、避難所などに持ち込めない。倒壊した家屋は家財ごと処分されるケースもあり、震災の約2週間後から受け入れを始めると、依頼の電話が殺到した。
震災直後は約6500基を預かったが、仮設住宅などへの入居が進むと大半は持ち主の元に戻った。ただ「自宅の再建がまだ」などの理由で継続を希望する人や、建て替えた家が狭くて入らなかった人もいた。
間もなく震災から28年。65基の仏壇は浜屋の西宮統合センターで眠っている。所々に傷がつき、壊れているものもある。修理を希望しなかった依頼者もおり、当時のままの仏壇もあるという。
65基の半数は、代替わりや転居などで持ち主と連絡がつかない。花尾さんは「28年の年月の長さを感じる。あの日被災した企業の一つとして、阪神・淡路の仏壇は私たちにとっても特別な存在。全ての持ち主の元に戻るまで大切に保管したい」と話す。
仏壇の返却は、当時預かった浜屋の各店舗(神戸本店と新長田、伊丹、尼崎、西宮、三田-の各店)や姫路の本社で受け付けている。
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