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火がともされ、浮かび上がった紙灯籠の「むすぶ」の文字=17日午前4時51分、神戸市中央区加納町6、東遊園地
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火がともされ、浮かび上がった紙灯籠の「むすぶ」の文字=17日午前4時51分、神戸市中央区加納町6、東遊園地
紙灯籠に火をともす人たち=17日午前4時41分、神戸市中央区、東遊園地
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紙灯籠に火をともす人たち=17日午前4時41分、神戸市中央区、東遊園地
紙灯籠に火をともす人たち=17日午前4時45分、神戸市中央区、東遊園地
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紙灯籠に火をともす人たち=17日午前4時45分、神戸市中央区、東遊園地

 6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日、発生から28年となる朝を迎えた。地震発生時刻の午前5時46分に合わせ、追悼施設のある神戸市中央区の東遊園地をはじめ、被災各地では亡き人をしのび、鎮魂の祈りがささげられる。

 追悼行事「1・17のつどい」が行われる東遊園地では未明から準備が進み、人々が訪れ始めた。この日の来場者は新型コロナウイルス感染拡大前とほぼ同じ約5万人が見込まれている。

 「1995 むすぶ 1・17」の文字をかたどった灯籠約1万本に火がともされ、暗闇に浮かび上がる。「むすぶ」は公募で選ばれた文字で、過去と未来、震災経験者と知らない世代、被災者と支える人らを「むすぶ」という思いが込められる。

 このほか、各地の公園でも住民たちがそれぞれ追悼行事を行い、午前5時46分に黙とうする。神戸市中央区のHAT神戸では、兵庫県などが午前11時50分から追悼行事を開催。周辺では震災の痕跡や復興の歩みをたどる「1・17ひょうごメモリアルウォーク」が3年ぶりに行われる。

 一方、歳月の経過とともに市民団体による追悼行事は年々減少。「市民による追悼行事を考える会」(神戸)によると、今年は42件と、ピークだった震災20年(2015年、110件)の4割弱になった。

 体験世代が担ってきた記憶継承のバトンを、どう次世代に引き継ぐか。発生30年以降を見据え、被災地は大きな岐路に立つ。

【特集ページ】阪神・淡路大震災

震災28年
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