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50周年記念事業を発表した神戸市民文化振興財団の服部孝司理事長(左)ら関係者=神戸文化ホール
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50周年記念事業を発表した神戸市民文化振興財団の服部孝司理事長(左)ら関係者=神戸文化ホール

 神戸市民文化振興財団は20日、運営する神戸文化ホール(神戸市中央区)が10月に開館50周年を迎えることを記念し、2023年度から3カ年の記念事業をすると発表した。先陣を切って5月19日、世界的指揮者の山田和樹さんを迎えたガラ・コンサートを開催。神戸出身の作曲家、大澤壽人(1906~53年)の作品などを披露する。

 神戸が生み出した芸術家や作品、近隣の芸術活動に焦点を当て、コンサートやオペラ、演劇などの公演を展開する。

 ガラ・コンサートは、フランス・ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝経験もある山田さんが、神戸市室内管弦楽団と神戸市混声合唱団を指揮。大澤が戦時下に書いた「ベネディクトゥス幻想曲」など、日本人作曲家の作品を上演する。

 10月には、神戸が拠点のコンテンポラリーダンス・カンパニー「アンサンブル・ゾネ」主宰の岡登志子さんが振り付けを手がけるダンス「緑のテーブル2017」の公演、12月には同楽団と合唱団の定期演奏会でハイドン「天地創造」を届ける。4月の神戸ジャズ発祥100年を受け、24年1月には小説家、筒井康隆さんの「ジャズ大名」を舞台化する。

 同ホールは老朽化に伴い、27年度以降に神戸・三宮へ移転予定。同財団の服部孝司理事長は「新ホールに向け動き続けていることを具体的に市民、県民に伝えるため、3カ年でソフト事業をしっかりとしていきたい」と話した。

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