兵庫県は７月から、兵庫五国の風土や歴史を紹介する博物館「県立兵庫津ミュージアム・ひょうごはじまり館」（神戸市兵庫区）で、玩具メーカーのレゴジャパン（東京）と共同で企画展を開く。県内の名所旧跡や特産品などをレゴブロックで再現するほか、子ども向けに、遊びながら想像力を養う知育が目的の催しも予定している。

　幅広い世代に兵庫の魅力を伝えようと、県が同社に提案。同社にとって博物館施設との共催企画は初めてという。

　開催期間は７月中旬～１０月中旬。県内の小中学生から、風景や建物、食文化など「将来に残したいふるさとの自慢」というテーマで展示案を事前に募り、高校生や大学生らの協力も得て制作する。

　３１日、共同発表した斎藤元彦知事は「レゴブロックを通して、子どもたちにもふるさと兵庫を好きになってほしい」とし、同社のマイケル・エベスン代表取締役は「子どもの未来を育むコラボレーションにしたい」と意気込んだ。