• 印刷
臨時閉園となった神戸市立王子動物園=2日午後、神戸市灘区王子町3
拡大
臨時閉園となった神戸市立王子動物園=2日午後、神戸市灘区王子町3
臨時閉園となった神戸市立王子動物園。消毒のため職員が消石灰をまいた=2日午後、神戸市灘区王子町3
拡大
臨時閉園となった神戸市立王子動物園。消毒のため職員が消石灰をまいた=2日午後、神戸市灘区王子町3
神戸市立王子動物園=神戸市灘区王子町3
拡大
神戸市立王子動物園=神戸市灘区王子町3

 神戸市立王子動物園(神戸市灘区王子町3)は2日、園内で見つかった野鳥のカラス1羽の死骸から、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。同日から臨時閉園し、状況を見て1週間程度での開園を予定している。同市によると、市内での感染確認は記録上初めてという。

 同園によると、カラスの死骸は同日午前7時半過ぎ、職員が爬虫類を飼育している獣舎の裏で発見。園内での簡易検査で陽性が分かった。改めて国の機関で確定検査を行う。

 同園ではペンギンなど51種類367羽(昨年12月末現在)の鳥類を飼育。全国で鳥インフルエンザの発生が相次ぐ中、2~3年前から、鳥を飼育する獣舎の出入り口に消毒マットを置き、屋外で展示されている鳥類のエリアに防鳥ネットを整備するなど、対策を進めてきた。担当者は「年末にはフラミンゴのネットを張り直したばかり。(対策は)完璧な状況だったが…」と、閉園を余儀なくされ声を落とした。

 国内では昨年11月に和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」でアヒルなどの感染が判明したほか、今年1月には宮崎市フェニックス自然動物園の園内で死んでいた野鳥の陽性が確認されている。

 王子動物園は今後、園内のほかの鳥に感染していないかなどを注視するとしている。閉園などの状況はホームページやツイッターで知らせる。

神戸
もっと見る
 

天気(10月9日)

  • 28℃
  • ---℃
  • 0%

  • 27℃
  • ---℃
  • 10%

  • 29℃
  • ---℃
  • 0%

  • 29℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ