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神戸市中心部=2020年8月撮影
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 兵庫県の推計人口が今年1月1日時点で539万7046人となり、阪神・淡路大震災翌年の1996年4月以来、約27年ぶりに540万人を割り込んだことが分かった。県内人口のピークだった2009年と比べ、約20万人減少した計算になる。

 県によると、震災直前の県内人口は552万6689人だったが、96年は1月が540万3381人、同4月には539万1055人に落ち込んだ。震災から1年3カ月が過ぎていたが、住宅再建の遅れや経済、雇用の低迷などが人口流出に拍車をかけ、90年以来6年ぶりに540万人を割り込んでいた。

 県内人口のピークは2009年11月の560万478人。その後、少子高齢化と転出超過などで減少局面に転じ、18年には550万人を割っていた。

 総務省が1月末に公表した2022年の住民基本台帳に基づく人口移動報告では、兵庫県の転出超過は5625人に上り、全国で5番目に多かった。斎藤元彦知事は2日の定例会見で「人口流出を食い止めるためにも、次世代産業の誘致や雇用の創出、教育の質の向上が不可欠だ」と語った。

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