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 兵庫県は7日、総額4兆2782億円の2023年度当初予算案を発表した。一般会計は新型コロナウイルス対策費が膨らんだ22年度と同水準の規模で、ポストコロナに向けて成長産業やスタートアップ(新興企業)の支援に重点化。老朽化が目立つ県立学校の環境整備や、少子化対策の一環として不妊治療の補助にも本腰を入れる。

 就任後2度目の編成となった予算案について、斎藤元彦知事は「兵庫の原動力を育むための新時代挑戦予算」と表現。「課題の現場や当事者の声を反映させ、一人一人に寄り添うことにも意を注いだ」と強調した。

 産業振興では、兵庫経済の持続的な発展に向けた基盤を築く。地域課題の解決に貢献するスタートアップの育成を強化し、新規事業に挑む若手継承者による試作開発を支援。脱炭素の切り札とされる水素関連など成長産業の立地を促すため、設備投資を行う企業への助成も拡充する。

 県内で働く若者の定着にも力を入れる。中小企業や社会福祉法人に勤務する30歳未満を対象に、奨学金の返済を支援。就職後5年間は県が年間返済額の3分の2(上限12万円)、事業所が3分の1を負担し、本人の返済をゼロとする。

 開幕が2年後に迫った大阪・関西万博の関連では、期間中に県内各地で展開する体験型事業「ひょうごフィールドパビリオン」のモニターツアーを催すなどしてプログラムを改良。万博会場に設ける兵庫棟(仮称)の展示設計も進める。

 これまで手の届いていなかった県立学校の環境整備は、今後6年間で300億円程度を予定し、23年度は選択教室(85室)や体育館(17校)の空調を整備する。人口減が続く中、少子化対策も強化。夫婦で受ける不妊症検査や、流産や死産を繰り返す不育症の検査・治療について、助成の所得制限を撤廃する。

 23年度の歳入のうち、コロナ対応に伴う国の地方創生臨時交付金は前年度比120億円減の23億円を見込む。各地にある無料検査所の廃止が主な理由という。

 県税収入は堅調な企業業績などを背景に、過去最大の9037億円を計上。歳出では介護や医療などの社会保障関係費が前年度から54億円膨らみ、3665億円の負担を見込む。

 将来の財政見通しは、28年度までの収支不足が従来見込みの140億円から255億円に膨らむ。国が示した経済成長率の低下が一因で、一段と厳しい財政運営が求められる。

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