• 印刷
初放鳥のときのコウノトリの雌「J0294」=2005年9月24日(県立コウノトリの郷提供)
拡大
初放鳥のときのコウノトリの雌「J0294」=2005年9月24日(県立コウノトリの郷提供)

 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は7日、最多の32羽のひなを巣立たせた雌(21歳)が、JR城崎温泉-玄武洞駅間の線路上で普通列車にひかれて死んだと発表した。

 この雌は、2005年の初放鳥時に放たれた5羽のうちの1羽で、豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地(同市城崎町今津)内の人工巣塔で08年から15年連続で繁殖。これまでに巣立たせたひなは32羽で、それぞれがさらに繁殖して4世代まで続いており、「最大勢力」を築いてきた個体という。

 同公園によると、事故は同日午前7時45分ごろに発生。当時、線路上にこの雌と別の1羽がおり、列車が警笛を鳴らして減速したが、雌が逃げ遅れた。線路脇に餌場になる休耕田があり、コウノトリがよく飛来する場所という。

 列車によるコウノトリのれき死は、18年に徳島県内で推定されるケースがあったが、兵庫県内では初めて。

但馬
もっと見る
 

天気(9月6日)

  • 34℃
  • ---℃
  • 0%

  • 35℃
  • ---℃
  • 0%

  • 35℃
  • ---℃
  • 0%

  • 37℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ