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新ホテルの建設予定地。昨年11月まで営業した集合型飲食施設は淡路島西海岸に移転する=淡路市岩屋
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新ホテルの建設予定地。昨年11月まで営業した集合型飲食施設は淡路島西海岸に移転する=淡路市岩屋

 兵庫県の淡路島へ本社機能の一部移転を進める総合人材サービスのパソナグループ(東京)が、明石海峡大橋のたもとの淡路市岩屋に、建設費約130億円のリゾートホテルを計画していることが分かった。2025年5月の開業を予定し、同年の大阪・関西万博に伴う観光需要を見込む。

 新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店などが出店し、昨年11月に営業を終えた集合型飲食施設「淡路シェフガーデン」の跡地に整備する。新ホテルは鉄筋コンクリート5階建て延べ床面積約1万1千平方メートルを計画している。

 パソナグループは地方創生事業の一環として、岩手県平泉町で古民家を改装した1棟貸しの宿泊施設、京都府京丹後市でホテルを運営している。

 淡路島内には、淡路市楠本のアニメ体験型テーマパーク「ニジゲンノモリ」内で営業中のコテージ型宿泊施設などがある。さらに、兵庫県と淡路市から取得した花博跡地「淡路市夢舞台サスティナブル・パーク」で、オフィスやレストランとともに中長期滞在型のコンドミニアムホテルの開業を目指している。

 パソナグループは、これまで淡路島北部の西側に当たる播磨灘沿いで、閉校した小学校舎を農産物直売所やレストランが入る観光施設として再生するなど、集客事業を展開。万博を見据え、東側の大阪湾岸の開発にも力を入れるという。

 一方、シェフガーデンは21年4月に開業後、最大27店が出店していた。行動制限が緩和されるなどコロナ対策が新たな段階に入り、当初の役割は終えたとして閉める予定だった。

 しかし、観光客や住民に人気で、淡路島で営業継続を望む出店者もあり、移転を決めた。コンテナ店舗ごと播磨灘側に移して今年4月に再開。淡路市野島大川で運営するレストラン「青海波」近くで予定する。既存店と新規店を合わせて10~15店舗になる見通し。

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