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平日の5日間に分散して実施したイベント「みなとHANABI」=2022年10月、神戸市中央区東川崎町1から
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平日の5日間に分散して実施したイベント「みなとHANABI」=2022年10月、神戸市中央区東川崎町1から
第49回みなとこうべ海上花火大会で夜空を彩った花火=2019年8月、神戸市中央区東川崎町1から
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第49回みなとこうべ海上花火大会で夜空を彩った花火=2019年8月、神戸市中央区東川崎町1から

 新型コロナウイルス禍に伴い、3年連続で中止となった神戸港の夏の風物詩「みなとこうべ海上花火大会」について神戸市は、複数日に分散して実施する花火イベントに切り替える方針を固めた。同市などで構成する実行委員会が4月以降に正式発表する。昨年は10月に5日間、短時間で開催して好評だったといい、同様の形式で続ける。

 同花火大会は1971年に始まった。毎年約30万人が訪れる兵庫県内最大級の催しで、49回目の2019年は約6500発を打ち上げた。

 神戸市の担当者によると、ウオーターフロントの再開発が進み、観覧場所の新港突堤に商業施設などが整備されたことから「30万人超を受け入れられなくなった」という。またコロナ禍以前から雑踏事故の懸念や熱中症対策など、夏場の1日開催には課題があったとしている。

 22年は感染拡大防止のため、10月の平日5日間、メリケンパークで約10分ずつ打ち上げる代替イベント「みなとHANABI」を実施した。来場者アンケートでは「観覧しやすかった」、周辺の商業施設からも「集客促進につながる」などの声が寄せられたという。

 今年も10月に開催する予定で、神戸市は23年度当初予算案に関連費用約2億円を計上した。市の担当者は「より安全に、ゆったり楽しんでもらう。短い時間でも音楽や演出で魅力的な花火イベントにしたい」と話している。

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