兵庫県は、県民に朝食を抜かないで充実した一日を送ってもらおうと、忙しい朝でも手軽にサッと調理できる「わが家のズボラ朝ごはんレシピ」を募集している。県産食材の活用を条件とすることで、地域の魅力再発見も狙う。集まったレシピの中からグランプリと準グランプリを選び、受賞者には賞品を贈呈。担当者は「健康的でおいしい、とっておきのズボラ飯、教えてください」と呼びかけている。

　県が民間企業と連携し、有意義な朝の過ごし方を提案する「ＨＹＯＧＯアサ＠プロジェクト」の一環。レシピは１月下旬から募集を始めた。県産ヒジキと近郊野菜のおにぎり▽神戸の須磨海苔を載せたトースト▽丹波地域の黒豆きなこをまぶした餅▽淡路島産の鳴門オレンジマーマレードをかけたオートミール－などが既に投稿されている。

　県産食材の活用とは別に、協力企業からの「挑戦状」を受ける形での応募も可能。こちらは味の素（東京）や日本ケロッグ（同）、コープこうべ（神戸市東灘区）の特定商品をアレンジした調理法が求められる。

　応募したレシピは、神戸女子大で栄養士を志す学生が審査する。グランプリ（１人）には、加西市のメーカー製で同市のふるさと納税返礼品としても人気の「アラジン」ブランドのトースターを、準グランプリ（２人）には、県産のご飯のお供、またはパンのお供をそれぞれ贈呈。協力企業から別途プレゼントもある。結果は３月末に公表を予定している。

　応募は特設サイト（ｈｔｔｐｓ：／／ｕ５ｈ．ｊｐ／ｂｒｅａｋｆａｓｔ／）、またはインスタグラムで「＃わが家のズボラ朝ごはん」「＃アサａｔ」のハッシュタグ２種類を付けて投稿する。３月１０日まで。問い合わせは県公報広聴課ＴＥＬ０７８・３６２・３０１６