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神戸発の壁かけタオル「まけないぞう」を手にするトルコの被災者ら=トルコ南部カフラマンマラシュ(CODE提供)
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神戸発の壁かけタオル「まけないぞう」を手にするトルコの被災者ら=トルコ南部カフラマンマラシュ(CODE提供)

 トルコ南部の大地震で、NGO「CODE海外災害援助市民センター」=神戸市兵庫区=が被災地で活動しています。事務局長、吉椿雅道さん(55)からの現地報告です。

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 トルコ南部の都市カフラマンマラシュは、雪に覆われた山脈から非常に冷たい風が吹き下ろす。六甲山の麓に広がる神戸の街を想起させる。

 2月12日、現地の高校を訪ねた。約500人が避難し、17のテントや校舎の教室で寝泊まりしているという。教室ではいすを並べてベッド代わりにし、寝ている人たちがいる。水のないトイレからは悪臭が漂う。

 テントで暮らす人たちに話を聞いた。3家族13人で一つのテントで寝ている。「1年前に建設された建物も倒壊した」「資材がよくない」「1階の店舗の柱を抜いたからだ」。口々に話した。

 テント内を見せてもらうと、自宅から持ってきたじゅうたん1枚が敷かれているだけ。「下からの冷えがつらい。子供の服もないし、電気もないし…」

 この街は夜は氷点下5度まで下がる。神戸から運んだジャケットを手渡した。そして、阪神・淡路大震災の後、被災者が手作りして広まった壁かけタオル「まけないぞう」も渡す。

 このような避難所が、一体いくつあるのだろう。(CODE海外災害援助市民センター・吉椿雅道)

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 CODEは活動支援金を募っている。TEL078・578・7744

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