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一時約800人が避難した高校。災害に備えた自家発電機もあった=トルコ南部カフラマンマラシュ(CODE提供)
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一時約800人が避難した高校。災害に備えた自家発電機もあった=トルコ南部カフラマンマラシュ(CODE提供)

 トルコ・シリア大地震で、NGO「CODE海外災害援助市民センター」=神戸市兵庫区=がトルコの被災地で活動しています。事務局長、吉椿雅道さん(55)からの現地報告です。

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 地震で甚大な被害を受けたトルコ南部カフラマンマラシュでは、少しずつライフラインが回復しつつある。3日前に訪れたときは真っ暗でゴーストタウンのようだったが、この日は街に明かりが少し戻っていた。

 街の高校には約800人が避難していたが、マンションの危険度判定が進み、自宅に戻る人も出始めた。それでも多くの高齢者や子どもの姿が見える。

 女性校長は地震後すぐに学校に向かい、自主的な避難所を開設した。すると、周辺からたくさんの住民が避難してきたそうだ。校長は「明かりをつけたら、みんなが集まって来ると思った」と振り返る。

 避難所の課題を聞くと、「感染症や、子どもたちのトラウマ(心的外傷)が心配」と話した。子どもたちは一見元気そうだが、「親のそばから離れない子や、『地震はもうない?』と何度も聞く子もいるわ」。

 この学校は災害に備えて自家発電機などが準備されていた。被災者はシャワーを浴びることもできる。

 ただ、恵まれた避難所ばかりではない。屋外の薄いテントで寝ている人も少なくない。(CODE海外災害援助市民センター・吉椿雅道)

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 CODEは活動支援金を募っている。TEL078・578・7744

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