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被災地で続くボランティアの炊き出し=トルコ南部(CODE提供)
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被災地で続くボランティアの炊き出し=トルコ南部(CODE提供)

 トルコ・シリア大地震で、NGO「CODE海外災害援助市民センター」=神戸市兵庫区=がトルコの被災地で活動しています。事務局長、吉椿雅道さん(55)からの現地報告です。

    ◇

 トルコの被災地に入って6日がたった。一体、何人の人と握手をし、写真を撮っただろう。「ジャポン(日本)」からと分かると握手を求められ、「一緒に写真を撮って!」と言われる。親日の国とは知っていたが、ここまでフレンドリーとは想像もしなかった。

 被災地には、各地からボランティアが駆けつけ、物資配布や炊き出しをしている。特に驚いたのは、トルコ人の大好きなチャイ(紅茶)やパン、ケバブを作って配る人たちがいたるところにいることだ。課題はまだまだあるが、食べ物と飲み物だけには困らない。

 トルコ人ら(クルド人やシリア人を含む)が小さな支え合いを実践し、難局を乗り越えようとしている。フレンドリーな人たちの笑顔の奥には、深い悲しみや痛みが見え隠れする。彼らの支え合いをどう支えるのか、考えさせられている。

 神戸の小学生が書いてくれたメッセージを被災地の子どもたちに手渡した。みんな、笑顔でありがとう、「テシェキュレール」と返してくれた。「日本から来てくれてありがとう」と。

 僕たちはこの言葉にどう応えていくべきか。(CODE海外災害援助市民センター・吉椿雅道)

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 吉椿さんらCODEスタッフが帰国のため、いったん報告は終わります。CODEは活動支援金を募っています。TEL078・578・7744

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