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 兵庫県水産技術センター(明石市)は20日、県内3海域(播磨灘、大阪湾、紀伊水道)での今年のイカナゴのシンコ(稚魚)漁について、「(漁獲量は)平年を下回ると予想される」と予報した。漁期前の調査では産卵量、稚魚の採取数などは低水準で、7年連続の不漁予報となった。同センターは漁業者らに「先を見据えて、今年も漁期の短縮など資源を残すよう検討してほしい」と呼びかける。

 県内3海域で昨年12月上旬~今年1月下旬に行った親魚や稚魚の調査を基に予報した。

 調査によると、推定産卵量は昨年の約1・2倍で直近の10年間では比較的多いが、平年値と比べると約1割にとどまる。1地点あたりの稚魚数は紀伊水道で昨年の67%、播磨灘で50%だったが、大阪湾は15%。平年値との比較では16~19%だった。

 2017年以降、極端な不漁が続き、漁獲量は21年が1467トン(速報値)、22年は1665トン(同)で、かつての1割以下の低水準が続いている。

 「瀬戸内海に春を告げる」という漁の解禁は例年2月末~3月上旬で、漁業者が試験操業を行った上で自主的に日程を決める。漁業者は資源保護のため、かつては1カ月余りあった漁期を数日~20日程度に短縮している。

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