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洲本市役所=洲本市本町3
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洲本市役所=洲本市本町3

 兵庫県洲本市は2023年度当初予算案で、独自施策「中学生以下の子どもへの年10万円支給」の計上を見送った。好調だったふるさと納税を財源として22年度に始めたが、昨年5月からの制度除外で寄付を募れなくなり、1年で中止する。

 22年3月の市長選で初当選した上崎勝規市長が公約に掲げていた。事務費を含めた総事業費は年間約4億7300万円で、今年1月末時点で0~15歳の4330人に支給した。

 ふるさと納税制度からの除外期間は24年度までの2年間。23年度の寄付受け入れ額はゼロとなり、支給の継続は困難と判断した。

 上崎市長は「財源がないまま続けられない。今は辛抱のとき。市民生活に関わる他の部分をカットできないためやむを得ない」と説明した。

 この日発表した洲本市の当初予算案は、ふるさと納税寄付の受け入れがなくなることが響き、22年度から106億3500万円(31・3%)減の233億3500万円。ふるさと納税を財源の全部または一部にする施策は22年度の102事業から28事業に減る。市民生活関連の予算は別の財源で確保するとしている。

 同市は21年度、ふるさと納税で約78億円の寄付を集めた。しかし、返礼品「洲本温泉利用券」の調達費が、寄付額の3割以下とする国の基準に違反して制度から除外された。

淡路
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