自治体のPR役となる観光大使の選考や地域イベントで開催される「ミスコンテスト」について、廃止や見直しが相次いでいる。未婚女性に限るとの応募要件を見直し、年齢や性別にこだわらないことで「その街らしさ」をもっと自由に表せると考え始めたためだ。新型コロナウイルス感染拡大で中断したミスコンも多く、再開を機に、多様性を重視した形へ刷新が進んでいる。
群馬県の伊勢崎市観光物産協会は2022年から、「観光大使ミスひまわり」の名称を「観光特使ひまわり」に改め、応募資格だった「未婚女性」を取りやめた。同市には外国籍の住民が県内最多の約1万4千人暮らしていることから、募集要項には国籍不問も明記した。
同協会事務局を担う市文化観光課の重田昌彦さん(47)は「ジェンダーレス、ボーダーレスの時代に合わせて幅広い層から募り、街をPRできる人材を選びたい」と狙いを説明する。男性6人や、40、50代3人を含む計24人が応募し、22年9月に3人が決まった。
そのうちの1人、男性で選ばれた会社員松原アンドレさん(24)は、性別や国籍を問わない募集が「今らしい」と興味を持ったという。自身が日本とペルーにルーツを持つことから「外国人と日本人の架け橋になりたい」と意気込む。市民の反応も「伊勢崎市らしい」と好意的という。
兵庫県の淡路島観光協会は42年続いた女性観光大使「クイーン淡路」を2月に刷新した。募集では性別や国籍を問わず、語学力やSNSの発信力も評価の対象にしたところ、19~56歳の12人が応募。審査の結果、男性1人を含む4人の初代「淡路島観光アンバサダー」を任命した。
同県姫路市では23年度、同市の魅力を半世紀以上にわたり発信してきた「姫路お城の女王」を見直し、性別を問わないようにする。新名称を公募しており、3月下旬に発表する予定だ。
愛知県一宮市では、60年以上続いた「一宮七夕まつり」でのミスコンを22年から廃止。応募者の減少に加え「未婚女性限定で容姿を審査する選考は時代に合わない」と考えたためだ。コロナ禍でミスコンを2年中断したのも見直しの好機と捉えた。22年は新たに「学生サポーター」として男女20人を任命し、柔軟な発想や行動力を生かしてもらうことにした。
以前の形式を懐かしむ声もあったが、まつりの事務局の横井文人さんは「学生サポーターは来場者の感覚に近く、盛り上げに力を貸してくれた」として、今後もけん引役を期待する。
このほか、22年中には奈良県橿原市や広島県尾道市などで、性別や婚姻の有無を問わずに観光PR役を募集する形式に変更した。
ジェンダー論に詳しい武蔵大学非常勤講師の高橋幸さん(39)は「男らしさや女らしさ、若さや見た目の良さで決めないことで、その街らしいPRに、もっとふさわしい人が選べるはずだ。ステレオタイプな性別らしさを考え直すきっかけにもなる」と期待した。
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