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丹波市役所本庁舎=丹波市氷上町成松
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 兵庫県丹波市は2023年度、市内にある県立高校の魅力向上に向け、独自の交付金を新設する方針を固めた。県立氷上西高校(丹波市青垣町佐治)が今春の創設を目指す「eスポーツ」部を支援するため、当初予算案に関連費用300万円を計上。今後ほかの県立高2校でも同じ交付金制度を使い、特色ある学校運営を手助けしたい考え。

 「eスポーツ」は、コンピューターゲームの腕前を競うスポーツとして浸透、高校生の全国大会もある。県内の公立高校では、県立姫路商業高(姫路市)や県立長田商業高(神戸市)、神戸市立科学技術高(同)などが部活動で取り組んでいるが、まだ数は少ないという。

 丹波市教育委員会によると、eスポーツ部は同市教委が昨年、氷上西高に提案。背景には生徒の減少に伴う県立高校再編への危機感がある。同校は過疎地域の同市青垣町にあり、全校生約100人の小規模校。新たな取り組みを通し、学校や地域の活力維持を図る。

 同町内では、中古IT機器の卸売りなどを手がける「リングロー」(東京)が、廃校舎でIT交流拠点「芦田集学校」を運営。市の交付金は氷上西高と芦田集学校が立ち上げる委員会に支給し、ゲーム用パソコンなどの整備に充てる方針。

 片山則昭教育長は「eスポーツは誰でもできるので、将来は部員と地域の交流もできないかと考えている」と話す。

丹波氷上西高校
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