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LED式に切り替わった信号機=27日午後、神戸市中央区波止場町
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LED式に切り替わった信号機=27日午後、神戸市中央区波止場町

 信号機用の白熱電球の生産が5年後に終わる見通しとなり、兵庫県警は発光ダイオード(LED)式への交換を加速させる。県内には約4万5千基の白熱電球式が残っており、従来の交換ペースでは20年余りかかる計算に。2023年度から現在の3倍近い年間約6千基ペースに早めるなどして混乱を回避する。

 白熱電球を巡っては地球温暖化対策の一環で、国がメーカーに製造販売を中止するよう要請してきた経緯がある。一般用は東芝が10年に、パナソニックが12年に生産を終えたが、即時の交換が難しい信号機用は両社が製造を続けてきた。

 LED式の信号機は、白熱電球に比べて消費電力が約6分の1に抑えられ、寿命はほぼ10倍に延びる。1990年代に全国で切り替えが始まった。

 県も98年に導入したが、信号機本体を交換する手間や費用がネックに。警察庁によると、22年3月末時点の白熱電球式の残数は、北海道、愛知県に次いで全国3番目に多い4万6889基に上る。LED化率は44・4%と半数に満たない。

 しかし昨秋、パナソニックのグループ会社が、材料調達費の高騰などを理由に、信号機用白熱電球の生産を28年3月末で終えると兵庫県警に通知。東芝系の会社も同様の方針を決めた。

 白熱電球のストックがなくなれば、交通量が少ない場所の信号機を止めたり、1色だけ点滅させて電球を温存したりする必要に迫られる。

 県警は、白熱電球の製品寿命(約2年)も踏まえ、29年度までに全ての信号機をLED式にする。交差点ごとに車両用と歩行者用をまとめて切り替える予定で、総事業費100億8千万円を見込む。

 県警交通規制課の米村省吾次席は「消費電力、温室効果ガスの削減に加え、視認性が高く、西日が差しても見やすいなど交通事故防止のメリットがある。計画的に交換を進めたい」としている。

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