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 第8管区海上保安本部(京都府舞鶴市)は3日、捜査費など計約35万円を着服したり、盗んだりしたとして、香住海上保安署(兵庫県香美町)で勤務していた元次長の男性(50)を懲戒免職とした。

 舞鶴海上保安部によると、昨年5月1日~10月15日、執務室の金庫から捜査費や宿舎維持費など約31万8千円を着服。同9月15日~10月12日にも、職場の諸雑費として署員から集めた約3万2千円を同僚の引き出しから盗んだ。

 同10月17日、引き出しの現金が減っていることに同僚が気づいて発覚した。調べに対し、「以前から消費者金融に借金があり、自分で管理するお金ができてやってしまった。パチンコや借金返済に使った」と認め、全額を返済した。同21日に次長職を解かれ、署付となっていた。

 金庫は署長が管理する規定だったが、次長だった男性も鍵を持っていた。

 香住海上保安署は業務上横領と窃盗の疑いで兵庫県警美方署に被害届を出した。海上保安庁は、業務処理や管理監督が不適切だったとして、香住海上保安署の男性署長(58)を減給5分の1(1カ月)とした。

 舞鶴海上保安部の千田亨部長は「職員がこのような事態を起こし、信頼を失墜させたことは誠に遺憾。職員管理を徹底し、再発防止に万全を期する」とコメントした。

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