神戸市は９日、再整備中だった東遊園地（同市中央区）が４月７日にリニューアルオープンすると発表した。カフェなどが入った施設が新たに誕生、憩いの場としての機能も充実させるなど装いは一新される。

　三宮エリアの再整備事業の一環で、２０２１年１１月から改修工事が行われていた。新たに開館するにぎわい拠点施設「アーバンピクニック」には、カフェレストラン（７０席）や、公園内で読書を楽しむための図書スペースが入る。

　公園中央部にある「芝生ひろば」（約４千平方メートル）は、従来より面積を３割ほど拡大。日差しよけの屋根付きベンチや、バリアフリートイレなどを設置した。デッキテラスが広がる「見晴らしひろば」からは公園全体が一望できる。

　公園南側では昨年３月、建築家の安藤忠雄さんが手がけた文化施設「こども本の森　神戸」が開館しており、再整備は一部の植栽などを残して、ほぼ完了した。

　４月１５日には、東遊園地をメイン会場としたファッションショー「神戸コレクション」を開催。同２２日からの毎週土曜日は、農水産物を生産者が販売するファーマーズマーケットが予定されている。