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 今年1月、住民8人が死傷した神戸市兵庫区の集合住宅火災を受け、兵庫県は9日、県内17消防本部が実施した緊急立ち入り調査の結果を取りまとめた。狭小で入居者が多い共同住宅など228棟を対象とし、そのうち過半数の118棟で火災警報器が未設置だったり、消火器の点検を怠ったりするなどの不備が見つかった。

 火災は、同区湊町1の3階建て集合住宅「第2ひろみ荘」で1月22日に発生。1階から出火し、住民の高齢男性4人が死亡、男性4人が負傷した。県警によると、延長コードの劣化が原因で出火した可能性が高いという。

 総務省消防庁は全国の消防に注意喚起を求め、県内では神戸市消防局など17消防本部が1月23日~2月27日、共同住宅や宿泊所などを立ち入り調査した。

 県によると、調査した228棟のうち、第2ひろみ荘とよく似た構造の共同住宅は姫路や尼崎、西宮、丹波の4市に20棟あった。自動火災報知機の設置基準に該当しない延べ床面積500平方メートル未満などの建物で、法令上の不備は8棟で確認されたという。

 他の208棟で不備が見つかったのは110棟。消防用設備などの点検結果報告書の未提出(69棟)▽消火器の未設置・未点検など(65棟)▽火災警報器の未設置・電池切れなど(34棟)-だった。各消防本部は改善を指導していく。

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