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トルコ派遣の準備を進める吉椿雅道さん(左)と島村優希さん=神戸市兵庫区中道通2
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トルコ派遣の準備を進める吉椿雅道さん(左)と島村優希さん=神戸市兵庫区中道通2

 5万人超の犠牲者が出たトルコ・シリア大地震の被災地に、神戸の非政府組織(NGO)「CODE海外災害援助市民センター」が21日、スタッフを再派遣する。子どもの心のケアや生活再建を軸に、長期支援の在り方を探る。

 地震は2月6日に発生。CODEは同11日から1週間、吉椿雅道事務局長(55)らをトルコ南部に派遣。南部のガジアンテプを拠点に救援物資を届け、約100人の声を聞いた。

 気になったことの一つが被災した子どもの様子だ。避難所では「子どものトラウマ(心的外傷)が心配」「親のそばから離れない子どもや『地震はもうない?』と何度も聞く子がいる」などの訴えがあった。

 現地に赴くのは吉椿さんと大阪大4年の学生スタッフ、島村優希さん(22)。トルコ南部の町に仮設住宅を提供し、トラウマに苦しむ親子らの支援に当たっている同国のNGOと協力。およそ10日間滞在し、ニーズをくみとる。

 「仮設の建設が進む中、被災者の心情などが心配。ソフト面の支援が要る」と吉椿さん。島村さんは「日本からの学生という珍しい立場を生かし、一人一人と向き合いたい」と話す。

 CODEは活動支援金を募っている。郵便振替00930-0-330579。加入者名は「CODE」。通信欄に「トルコ・シリア地震支援」。CODETEL078・578・7744

■19日に発足20周年の催し

 「CODE海外災害援助市民センター」は19日午後2時から、神戸市中央区元町通4のこうべまちづくり会館で、発足20周年記念事業「20年先にあなたは何を伝えますか?-若者と共に考える」を開く。

 ウクライナからの避難者の支援活動に当たる学生スタッフや、各地の被災地でボランティア活動に関わってきた若者らが中心となり、社会の課題などについて意見交換。今後20年を見据えた取り組みも語り合う。

 無料。オンライン参加も可。18日までにCODEのサイトから申し込む。CODETEL078・578・7744

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