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3年連続でふ化させたコウノトリ。ひなの姿は見えていない=16日午前、淡路市内
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3年連続でふ化させたコウノトリ。ひなの姿は見えていない=16日午前、淡路市内
記録ビデオの映像で食べ戻しを確認したコウノトリ(淡路市提供)
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記録ビデオの映像で食べ戻しを確認したコウノトリ(淡路市提供)

 兵庫県淡路市で2021、22年に繁殖した国特別天然記念物コウノトリのつがいが、3年連続でひなをふ化させたことが16日、分かった。同市と県立コウノトリの郷公園(豊岡市)が設置する観察用カメラの映像で、親鳥が餌を与える「吐き出し行動」や、ひなが食べない餌を親が口に入れる「食べ戻し行動」が捉えられた。同公園が県内でふ化を確認したのは今季初めて。

 同市教育委員会などによると、吐き出し、食べ戻し行動は15日の映像で確認された。巣の斜め下から撮影しているため、ひなの姿は映っていないが、1週間から10日ほどたてば大きくなり、映像に映る見込みだという。

 巣は過去2年と同じ電柱の上にある。昨年9月、台風接近による強風で落下したが、その後、つがいが巣を修復している姿が目撃された。今年1月につがいが巣にいる時間が多くなった様子が判明。2月10日にはカメラで卵を温めるような行動が確認された。

 電柱が自宅の敷地内にある男性(78)は「台風の影響が心配だったけど、無事にふ化したようでほっとした」といい、「親が餌をはき出す時に2カ所に分けて出している。もしかしたら2匹いるかもしれない。元気に育ってほしい」と目を細めた。

淡路但馬
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