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 警察庁が2022年に交通事故で亡くなった65歳以上の高齢者の人数を調べたところ、都道府県別で兵庫が最多だったことが分かった。兵庫県警によると、県内の65歳以上の死者は66人で、全国平均の2倍を超えた。中でも自転車での死者が前年から倍増しており、県警は「交通ルールの順守はもちろん、明るい服装や反射材の着用などを改めて呼びかける」としている。

 兵庫に次いで多かったのは埼玉(65人)、千葉と愛知(各64人)で、最も少なかったのは鳥取(6人)。全国平均は31・3人だった。

 兵庫の66人は全国最多。全国的に高齢者の死亡が過去10年で平均約35%減ったが、兵庫の減少幅は約24%にとどまり、相対的に高い数字になったとみられる。

 県警交通企画課によると、兵庫の死者66人の半数に当たる34人が歩行者で、8割以上が道路を横断中だった。次いで死者が多いのは、自転車を利用していた16人。自動車が15人、バイクが1人だった。

 また死者66人を年代別にみると、65~69歳が8人、70代が33人、80歳以上が25人だった。

 自転車を利用中の死者16人は、全員がヘルメットを着けていなかった。改正道交法の施行で、今年4月1日から全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となるため、県警は周知徹底を図る。

 22年の全ての年代の交通事故死者数は、大阪の141人が最多だった。兵庫は120人で5番目に多かった。(井上太郎)

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