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上崎勝規市長
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上崎勝規市長

 兵庫県洲本市がふるさと納税の返礼品調達で国の基準に違反し、制度除外された問題を受け、同市は24日、上崎勝規市長の給与や期末手当を4月から半年間半額に減らし、浜辺学副市長も同期間、3割を減額するなどとした議案を市議会に提出し、全会一致で可決された。減額は2人合わせて567万2千円という。

 減額対象は、上崎市長と浜辺副市長の4~9月の月額給与と6月支給の期末手当。議案では理由を「市民の信頼を失墜させた管理監督責任がある」とした。

 上崎市長は取材に「最終的な責任の取り方は、組織内の問題を解決し次につなげることだが、けじめとして目に見える形で責任を示した」と説明した。

 同市はふるさと納税の返礼品調達費を寄付額の3割以下とする基準に違反し、2022年5月から2年間、制度除外となった。市は同年9月、調査目的の第三者委員会を設置。これまでに国が認定した「洲本温泉利用券」を含め301品目の違反が判明した。

 また、制度に伴う寄付を受けられないため財源が不足し、新年度予算では、中学生以下に年10万円を支給する独自施策の経費計上を見送った。(荻野俊太郎)

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