• 印刷
神戸新聞社が入る神戸情報文化ビル=神戸市中央区東川崎町1
拡大
神戸新聞社が入る神戸情報文化ビル=神戸市中央区東川崎町1

 関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰する「第30回坂田記念ジャーナリズム賞(坂田賞)」の表彰式が28日、大阪市北区の「クラブ関西」であった。第1部門(スクープ・企画報道)の新聞の部では、神戸新聞社「失われた事件記録」取材班の霍見真一郎・編集委員らに賞状が贈られた。

 神戸新聞は、1997年に小学生5人が襲われ、2人が殺害された神戸連続児童殺傷事件で、当時14歳で逮捕され、少年審判を受けた「少年A」に関する全事件記録が廃棄されていたことを昨年10月20日付朝刊で特報した。さらに、永久保存制度があるにもかかわらず、2004年の長崎・佐世保小6女児殺害事件など、ほかの重大少年事件記録も廃棄されていると続報。最高裁が有識者委員会を設置し、適切な保存の在り方を検証するに至った。

 坂田記念ジャーナリズム振興財団(赤木攻理事長)は授賞理由で、「裁判所における公文書の管理体制に大きな修正を迫ったスクープであり、メディアの果たす役割を理想的に担った調査報道」などと評価した。

 同部門新聞の部では、ほかに点字新聞創刊100年に合わせた毎日新聞社の企画報道が選ばれた。

成人未満失われた事件記録神戸新聞社
もっと見る
 

天気(10月13日)

  • 28℃
  • ---℃
  • 20%

  • 25℃
  • ---℃
  • 50%

  • 28℃
  • ---℃
  • 10%

  • 27℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ