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波が静かで穏やかな時が流れる播磨灘
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波が静かで穏やかな時が流れる播磨灘
春の生命力の息吹を感じさせる太市地区の竹林=姫路市西脇
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春の生命力の息吹を感じさせる太市地区の竹林=姫路市西脇

 多彩な兵庫の風土と食文化を体感する「ひょうごテロワール旅」の日帰りバスツアーが4月13、14日に催される。今回のテーマは、姫路・太市のタケノコと播磨灘のカキ。よく手入れされた美しい竹林や、島々とカキ養殖の竹筏(いかだ)が浮かぶ瀬戸内海国立公園の絶景を楽しむ。(辻本一好)

 神戸新聞朝刊の月末日曜連載「風と水と土と ひょうごテロワール」をもとに企画するツアー。

 太市のタケノコは、江戸時代末期に孟宗竹(もうそうちく)を移植したのが始まりといわれる。「姿は山城(京都)、味は太市」と称され、柔らかくてきめが細かい。アクが少ないため、湯がく際にぬかが必要ないという。

 カキは成長に2~3年かかる産地が多いが、播磨灘産は、千種川、揖保川など播磨五川からの豊富な栄養分を受けて成長が早く、「1年牡蠣(がき)」と呼ばれる。くせがなく、プリッとした食感が味わえ、加熱しても身の縮みが少ない。

 ツアーは神戸駅を午前7時半に出発。姫路駅を経由して太市へ。竹林を歩きながら、トンガと呼ばれる専用の道具でのタケノコ掘りや、タケノコを水煮する缶詰工場などを見学する。

 その後、万葉岬など播磨灘ならではの穏やかな風景を楽しんだ後、たつの市室津の瀬越海産へ。普段見られない海岸を散策した後、カキの酒蒸しやカキフライ、カキごはんなどの昼食を味わう。

 道の駅みつを経由して、銘柄「盛典」を醸す岡田本家(加古川市)に試飲・買い物に立ち寄る。

 旅行代金1万1000円。県内旅行を促す割引支援金2200円を活用すると支払い実額8800円に。太市のタケノコのお土産がある。神戸新聞旅行社TEL078・362・7174

姫路東播
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