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新学科の設置計画などについて述べる神戸大大学院医学研究科の村上卓道教授(右から2人目)ら=神戸市中央区楠町7
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新学科の設置計画などについて述べる神戸大大学院医学研究科の村上卓道教授(右から2人目)ら=神戸市中央区楠町7

 神戸大学(神戸市灘区)は29日、医学と工学を融合した医学部の新学科を2025年4月に設置する計画を発表した。大学院に今年4月に新設される「医療創成工学専攻」との一貫教育を想定しているという。

 国内の医療現場では欧米製の医療機器を中心に導入。厚生労働省の統計によると、毎年約1・5兆円の輸入超過が生じており、国産機器の開発が課題になっている。

 国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」の共同開発で知られる神戸大は、医療機器開発の中核となる人材を育成するため、大学院に同専攻を設置。医学部の新学科では、医学と工学の基礎を学び、医療現場での実習などを通して課題解決能力を育む。定員25人程度で、今後、文部科学省に設置申請を行うという。

 また、神戸大は、医学部付属病院国際がん医療・研究センター(同市中央区港島南町1)の隣に、24年度の完成を目指して機器開発のための新拠点整備にも取り組む。

 4月から神戸大大学院医学研究科長に就く村上卓道教授は「新学科では、新機器の開発につながるような創造的な人材を育てたい」と展望を語った。(勝浦美香)

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